〜 想像以上に頼りになる中綿ベスト 〜
人気を博した昨シーズンモデルをアップデート。
更に軽く、耐久性もアップした2年目のインサレーションベスト。
蒸れやすい背面と脇下は通気性抜群の超軽量繊維「Octa」を配置。冷えやすい前身頃と肩周りは今シーズンから復元力に定評のある中綿「SOLOTEX × AEROCAPSULE ECO」に変更。デッドエアをより取り込むことで、OPP(お腹ピーピー)ハイカーには更に安心なインサレーションベストになりました。
表地はクリスピーナイロンからナイロンタフタに変更。より軽く、耐摩耗性にも強い素材です。
もちろん街使いも意識したシルエット、ラウンドネックを採用して普段着との親和性も高めました。山から街まで幅広く使用してもらいたい一着です。
〜 Octaを脇役にするという選択 〜
ハイク界における”中綿”は新時代に突入した。帝人のOctaやポーラテックのAlpha、プリマロフトActive等の超軽量ポリエステル中空糸の登場が全ての常識を覆した。とにかく抜け感の良さは抜群で蒸れ知らず。しかも外からの風をシャットアウトすれば見た目以上の保温性を発揮する。そしてべらぼうに軽い。その特性を活かして、しっかり表地を合わせたモデルから剥き出しのブースターやアウターモデルまで。様々なシーンでの活躍が間違いないアイテムが各メーカーから登場している。軽さの追求やよりアクティブに動く人たちにはそれが正解だ。しかし、その抜け感の良さから生じるひとつの不安を拭い切れない私がいた。「果たして、OPPハイカーは耐えられるのだろうか。」その事である。アクティブインサレーションとしてのその最高のパフォーマンスは、逆にお腹が弱い(OPP)ハイカーのどこまでを許容できるのか。そんな事を考え始めると夜しか眠れない日々が続いた。
そこで考えたのが中綿ハイブリット。しかも”主役級”の高機能を誇るOctaを”脇役”にするという選択。こんな贅沢な使用を考えたメーカーはあまりないだろう。これもまたNrucらしいアプローチ。もちろんそれが出来るのは「SOLOTEX × AEROCAPSULE ECO」という優れた異素材があってこそ。帝人が誇る２素材のハイブリッド中綿はとにかく興味深い素材だ。今シーズンは遂にジャケットモデルにも派生。このコンビネーションはしばらくNrucの定番になるかもしれない。
〜 収納性 〜
EAMES VESTはさすがの軽量・コンパクト性を発揮します。アップデートのおかげで昨年より20gの軽量化に成功し、Mサイズ/170g。丸めれば500mlペットボトルとほぼ同サイズ。シリアスなU.Lハイカーではなければ、バックパック内に備えておくことに躊躇はいりません。Nrucのアパレルはいずれもパッカブル仕様にはしていません。これは使うバックパックのサイズによっては収納形状が限定されてしまうと都合が悪いケースがあるためです。同様の理由でスタッフバックも付属していません。それぞれに合った収納方法を考えてください。参考までに、筒状にした時に最適なスタッフバッグのサイズはΦ8cm×22cmです(Mサイズの場合)。
