














〜 佐野機工コラボレーション第1弾 〜
同じ真岡市を拠点とする町工場・佐野機工とタッグを組んだ最初のアイテムが、この銅製のガス缶カバーです。
機能性はありません。ただ重くなるだけです。そこにはるのは”経年変化”という所有欲を掻き立てる嗜好のみ。あなたの好みの色に仕上げてください。

〜名刺代わりの”準”工芸品 〜
登山道具として定着していない「銅」をチョイスしたのは、他でもないタッグパートナーの佐野機工が「銅プレスのスペシャリスト」であるということ。そしてもうひとつは「他の素材より高貴に見える」という、何かにつけて”紳士”アピールする私たちの曲がったアイデンティティの表現でもあります。
銅は薄くしすぎると耐久性は大きく劣り、最低限の耐久性を維持させる厚みにすると一際重く、登山要素に上手く合致させる事が難しい素材。尚且つコストも高く、他の素材と比べて加工が難しいことから、GHクッカーの計画は銅の加工技術に絶大な自信を持つ佐野機工のチャレンジ精神にもより火をつけた、まさに”ものづくり”の可能性を探る開発でした。
ウルトラライトという背景が大きく影響する昨今のハイク界隈で、チタンでもアルミでもなく、ただただ重い銅を選択することは、私たちにとってもなかなかの”ギャンブル”でした。ただ、銅のエイジングという嗜好、そして銅がもつ抗菌作用や、白米がおいしく炊ける熱伝導率の高さ。軽さには変えられないそんな”情緒”を、ソロクッカーでも体感して欲しい。そんな想いを込めて妥協なく作り上げました。

〜 ソロクッカーとしての理想サイズ〜
深鍋は176g、浅鍋は117g。合計293g。
同サイズのチタンクッカーの実に倍の重さ。銅を使うと決めた時点で軽量性は無論諦めていましたが、パッキングサイズとスタッキング性には徹底的に拘りました。
奥行の薄いU.L系バックパックでも収まりが良い深型ソロサイズの形状をチョイスし、もちろん110サイズのガス缶が中に収まる内径に。無駄なく絶妙なバランスでスタッキングできるよう、ミリ単位で調整を繰り返しました。
蓋をリッドではなく浅鍋にした理由は、収納能力を上げるため。110ガス缶にPRIMUSのフェムトストーブとマッチorライター、EPIガスのピンチリフター、そしてwildoのフォールダーカップ&FACEHUGGER DISHが1セットになります。

〜 全てのガス缶と美しくフィットさせるために 〜
現在のアウトドア市場における110サイズのガス缶は、2種類の形状が存在します。
【A】MSR, snow peak, JETBOIL
【B】PRIMUS, EPIgas, SOTO
GC Coverは【A】群に合わせた形状になります。
一般的なのは【B】群ですが、こちらの形状に合わせて成形してしまうと、【A】群に使用した際にカバーがフィットしません。【A】に合わせて成形すれば【B】群にもフィットしますが、付属のOリングで固定するための溝が生まれません。Oリングを使用しない場合ではそのままで問題ありませんが、【B】群のガス缶使用時でもOリングを装着したい場合は上部円状の端を指で押して傾斜をつけることで解決します。これができるのは他の素材と比べて柔らかい銅だから。銅の利点を知り尽くした佐野機工だからこそ生まれたアイデアです。



〜 熱伝導率の高さは厳冬期にこそ活きる? 〜
銅の熱伝導率はアルミの約2倍、純チタンの約20倍。
GHクッカーの場合、この数字の利が実際にどう反映するのか。無雪期ではアルミとチタンと沸く早さはほぼ変わりません。では積雪期ではどうか?そんな疑問をテストしてくれたSumikura調査員のレポートも併せて是非ご覧ください。


